ケニア ニエリ チョロンギ フリーウォッシュド
ケニア ニエリ チョロンギ フリーウォッシュド
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【焙煎士から一言】
熟したフルーツのようなジューシーな果実味と、滑らかで濃厚な甘みが特長の一杯。冷涼な気候が生んだコーヒーならではの瑞々しさをお楽しみください。
【産地情報】
ケニアの中でも特に優れたコーヒー生産地として名高いニェリ地域。この地域に位置するチョロンギ水洗工場では、SL28、SL34、ルイル11、バティアンといった品種が栽培されています。ニェリ地域は標高1675mと高く、冷涼な気候(平均気温13~26℃)がチェリーの成熟をゆっくりと促し、甘味と酸味のバランスがとれた豆が生まれます。肥沃な赤色の沖積土(有機物に富み、水はけが良く、空気を多く含む)がコーヒーの樹にとって理想的な環境を提供しています。
チョロンギ水洗工場は1967年に設立され、当初はテトゥコーヒー生産者組合に所属していましたが、2003年にムセカコーヒー生産者組合に移行しました。この水洗工場は約500名の組合員を抱え、チョロンギ周辺の農家が収穫したチェリーを加工しています。1農家あたり約0.8エーカーの農園を管理し、平均300本のコーヒーノキを所有しています。
生産処理は非常に徹底されており、まず赤く熟したチェリーのみを手選別し、さらに水流比重選別方式を用いてパルピング(果肉除去)、発酵、ソーキング(きれいな水に浸ける工程)を行います。その後、アフリカンベッド(高床式乾燥棚)で天日乾燥を行い、昼は日光に当て、夜はシートで覆うことで乾燥の均一化を図ります。この過程でも欠点豆のハンドピック(手選別)を繰り返し、最終的には脱穀工場でのドライミリング(乾式精製)を経て出荷されます。
さらに、チョロンギ水洗工場は、ケニア最大の輸出業者の一つであるドーマン社の支援を受け、Coffee Management Services (CMS) と連携しています。CMSは、農家に対するトレーニングや肥料購入の効率化、GAP(Good Agricultural Practices:適切な農業管理)講習会を実施し、生産性向上を支援しています。これにより、農家のコーヒー生産量を増加させ、農家の収入向上につなげる取り組みが行われています。CMSは農家への融資も提供しており、これにより農家は子どもの学費や農業投資に活用できる環境が整っています。
瑞々しい酸味と深みのある甘味が調和した「ケニア AB チョロンギ」は、果実味が魅力のケニアコーヒーの真髄を感じられる一杯です。冷涼な気候と肥沃な土壌、そして厳格な品質管理がもたらすその風味は、きっとあなたのコーヒータイムを豊かにするでしょう。ご自宅での特別なひとときのお供に、定期便のご利用もおすすめです。
製 品 名 ケニア ニエリ チョロンギ
生産地区 ニエリ地域 ムカロ及びチョロンギ
標 高 1675m
生 産 者 チョロンギ水洗工場周辺の農家(組合員500名)
プロセス フリーウォッシュド(水洗式精製)
焙 煎 度 ミディアムロースト
- beans
- Kenya
- ウォッシュド
- ケニア
- ニエリ