ケニア キリニャガ AB キイ ウォッシュド
ケニア キリニャガ AB キイ ウォッシュド
【焙煎士から一言】
久し振りにケニア・キリニャガ地域からの豆をお届けします。濃厚なコクを土台に、凝縮した甘みと立体的な果実味が広がる王道の味わい。毎年心待ちにしてくださる方の多いケニアをお楽しみください。
【産地情報】
ケニアは世界有数の高品質コーヒー生産国として知られ、その中でもキリニャガ地域は、南麓にそびえるケニア山の恩恵を受けた名産地です。標高1,700~1,800mの高地に位置し、年間降雨量は約1,150mm。肥沃な赤色の沖積土(河川によって運ばれた土壌で、有機物が豊富)により、水はけと通気性に優れた、コーヒー栽培に理想的な環境が整っています。昼夜の寒暖差が大きく、チェリーは時間をかけて成熟するため、甘みと果実味がしっかりと蓄えられます。
このロットは、キリニャガ地域東部ギチュグ地区・ンガリアマに位置するルンゲト農協に属するキイ水洗工場のものです。収穫期(10月~12月)には、周辺の小規模生産者が完熟した赤いチェリーのみを手選別(目視による選果)して工場へ搬入します。その後、水流比重選別方式(比重差を利用して未熟豆を除去)によるパルピング(果肉除去)、発酵、ソーキング(発酵後にきれいな水へ浸漬する工程)、水洗を経て、アフリカンベッド(高床式乾燥棚)で天日乾燥されます。乾燥後は一定期間パーチメントを休ませ(風味安定のための静置工程)、脱穀・精製(ドライミリング)へと進みます。これらの工程は、クリーンで輪郭の明瞭な味わいを生み出すために欠かせません。
ルンゲト農協は1953年創業の歴史ある組織で、現在は1,200名を超える生産者がこのキイ水洗工場に関わっています。各農家の農地は1ha未満と小規模ながら、栽培・施肥・収穫・精製に至るまで水洗工場から技術指導を受け、品質向上に取り組んでいます。ケニアでは年2回の収穫期がありますが、特にメインクロップ(9~12月)からは、果実味・甘み・コクのバランスに優れたロットが生まれやすく、このキイもその代表例と言えます。日常の一杯としても、ゆっくり味わう時間のお供としても、ケニアらしさを存分に感じていただけるコーヒーです。
【味わいの特徴】
カップから立ち上がるのは、熟した柑橘や赤い果実を思わせるアロマ。口当たりは厚みがあり、凝縮した甘みとともに、輪郭のはっきりした果実味が広がります。余韻は長く、クリーンで透明感があり、ブラックではもちろん、ミルクと合わせてもコクが埋もれず、豊かな表情を見せてくれます。
製 品 名 ケニア キリニャガ AB キイ
生産地域 キリニャガ地域東部(ギチュグ地区・ンガリアマ)
標 高 1,700~1,800m
生 産 者 ルンゲト農協(小規模生産者1,200名超/品質指導と共同精製を実施)
プロセス ウォッシュド
焙煎度合 中煎り
フレーバープロファイル
- beans
- Kenya
- out-of-stock-police
- ウォッシュド
- キリニャガ
- ケニア
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淹れたときに立ちあがる香りから、「あ、これ絶対好きなやつだ!」と期待値が高まりました。甘さというかコクというか、胸がいっぱいになる感じの匂い。ワクワクしながら口に含んだら、やっぱりおいしかったーー。僕に「コーヒーの果実味」を教えてくれたイルガルチェフェに並ぶ、心に残る味。このコーヒー好きです、と胸を張って言いたい味。
この度は、温かいレビューをお寄せいただきありがとうございます。
「思わず書きたくなる」というお言葉、そして淹れた瞬間の香りから味わいまでをそのように楽しんでいただけたご様子を拝読し、作り手として静かに、しかし深く感動しております。
お客様にとって大切な「果実味」の記憶であるイルガチェフェと並び、このケニアが心に残る一杯となったこと、大変嬉しく思います。「胸がいっぱいになる感じ」という表現、とても素敵ですね。ケニア特有の力強さと甘みが、お客様の感覚と響き合ったのだと思います。
「このコーヒーが好き」という真っ直ぐなお気持ちに応えられるよう、これからも淡々と、丁寧に焙煎を続けてまいります。
またいつか、日々のひとときにご一緒できれば幸いです。