タンザニア AA ムベヤ イエンガ農協
タンザニア AA ムベヤ イエンガ農協
【焙煎士から一言】
深煎りで包み込んだ華やかな香りと爽やかな果実味が特徴のコーヒー豆です。カラメルのようなビターな甘みをお楽しみください。
【産地情報】
タンザニア南部のムベヤ市域ムボジ地区に位置するイエンガ農協が手がけるこのコーヒーは、豊かな自然環境と農家たちの技術が生み出す逸品です。この地域は、北にタンガニーカ湖、南にマラウィ湖に挟まれた水源豊富な環境にあり、潤沢な降雨量と穏やかな気温を備えた特異気候(マイクロクライメット:その土地特有の気温、湿度、日照などの小規模な気候条件)によって、コーヒー栽培に理想的な条件が整っています。イエンガ農業協同組合は2003年に64名の農家でスタートし、現在では193名の農家が加盟するまでに成長しました。農家の中には女性の割合も増加しており、持続可能な農業実践にも注力しています。
この地域で栽培されるコーヒーは、標高1660mの火山性土壌で育てられたブルボン種とケント種が主体です。収穫されたチェリーは、イエンガ農協の施設に持ち込まれ、伝統的なウォッシュド(水洗式精製)方式で精製されます。この精製方法では、ペンタゴン社のミルを使用して外皮を除去し、発酵層で12~24時間ミューシレージを除去。その後、長い水路でミューシレージをさらに洗浄すると同時に、比重選別も行います。最後はアフリカンベッド(網状の乾燥台)で、11~12%の水分含量になるまで丁寧に天日乾燥されます。この徹底したプロセスによって、イエンガ農協のコーヒーは素晴らしい品質を保っています。
品質志向が高まる中で、イエンガ農協は近年目覚ましい成果を上げています。特に2019年のAFCA(アフリカ・ファイン・コーヒー協会)品評会タンザニア部門では1位、2位、4位を獲得し、その品質の高さが広く認知されるようになりました。また、Qグレード認証でも86.33点という高得点を達成しています。これらの成果は、精選設備や乾燥場の整備といった品質向上への取り組みの賜物です。
華やかな香りと果実味を深煎りで包み込んだ、確かな甘味のある後味が特徴です。豊かな風味を楽しみながら、朝の目覚めの一杯やくつろぎのひとときにぜひどうぞ。
製 品 名 タンザニアAA ムベヤ イエンガ農協
生産地区 タンザニア ムベヤ市域 ムボジ地区
標 高 1660m
生 産 者 イエンガ農業協同組合
プロセス ウォッシュド(水洗式精製)
焙 煎 度 フルシティロースト
フレーバープロファイル
- beans
- Tanzania
- ウォッシュド
- タンザニア
- フルシティロースト
- 深煎り
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